タチバナナ

短歌で綴る令和の日常

2021-09-01から1ヶ月間の記事一覧

羽ばたきながら

飛び去りし 黄泉(よみ)よりの使者 何を告げ何持ち来る 黒アゲハ蝶 本当に蝶だったのかな。

響き会う

君のため 成したる事が我のため 不二の魂 愛こだまする こんなんだったら、いいな。

短歌で綴る令和の日常

今週のお題「眠れないときにすること」汗をかく 程に体を動かせば 心地よきかな 瞼は閉じる我慢する 事を手放し気にかかる 思いなくせば 心は静かかえりみて 本当の我なぐさめて 喜びあれば 眠りは深く 自分の内面に向かうこと。

向かい合う時

奥深く 心の底から繋がれる 遠き記憶の 鼓動脈打つ 安心感。

伊勢参り

神宮の 森は変わらず静謐に 神代の日より 国民(くにたみ)抱(いだ)く 雨に濡れしっとりと。

どんぐりコロコロ

どんぐりの 車に踏まる二つ三つ 殻破れしも コロコロ笑う 街の中でも、たくましいね。

曇り空なれば

中秋の 名月雲の上なりて 心で愛でつ 君の手をとる 優しい。

短歌で綴る令和の日常

今週のお題「肉」肉となり 血となる学びの体験を 望みて人は この世に生まる肉切らせ 骨を穿(うが)てる気持ちにて 事に臨みて 届かぬは無し肉体は 朽ちても果てぬ人の旅 生まれ変わりて なお続き行く 肉体は限りあれど、魂は限り無く。

天高く

天仰ぎ ペットボトルを飲み干せば 鱗(うろこ)雲なり 今(いま)秋を見る 青い。

不通

いかにます 便り無くとも心根(こころね)に 語りかけつつ あなたを偲ぶ どうしていますか。

気づけば仰向けに

さよならを 伝える間もなく事切れし 金魚鉢には 流水虚し 長い間居てくれたね。

流星の如く

ジェット機の 輝き流れ星に似て 夕映えの空 にわかに怪し 眩いほどの光。

短歌で綴る令和の日常

今週のお題「好きなお茶」食べ終わる お碗に一服注(つ)ぎ入れし 茶で洗う如 飯をさらえる香り佳き 紅茶に秘めしメッセージ 届くを願い 何も語らず水筒の 中身は未だ夏のまま 麦茶の甘き 季節は過ぎて 気分を左右する不思議な力。

季節感無く

気が付けば 虫の音高く風涼し 忙しき間に 夏去り行きぬ 少し余裕を持ちたし。

考えすぎ

考えも 過ぎれば休むに似たるかな 穏やかなれば 事運び行く バランスが大事。

受け入れれば

元気無く 過ごす日々にも幸ありて 気づかぬだけの 今日の佳き日よ 全てよし。

あらまあ

両爪を 高く掲げて構えおり 赤きザリガニ 冬支度せよ それともそこで寝るつもりだったのかな。

目には見えず

一つ二つ 共に深山(みやま)を越え来れば 自ずと心 近づきにけり 感じています。

新しい取り組み

初めての 仕事に取り組みチャレンジす 不安心配 自分を磨く 良くやったね。

信頼するからこそ

望まるる ものなら何時にも差し上ぐる 身をも心も あなたの許へ 安心してね。

昼抜き

昼休み 忘れるほどに真向かいて 仕事に励む 君の横顔 今度ご馳走するね。

ケーキセット

カフェオレに マロンケーキを頬張りし 口元に見ゆ 秋の香豊か 幸せ。よね。

特別はなくも

人の世の 色々な苦を乗り越えて ありふれた日を 伸びやかに経つ しみじみと。