タチバナナ

短歌で綴る令和の日常

2022-04-01から1ヶ月間の記事一覧

コーヒーは塩味

山あいの カフェを目指して一歩き 道は良くとも ケーキに迷い この前、おすすめのスイーツを教えてくれた店員さん、覚えてくれていたのね。新入りの研修生の人も頑張ってね。

会えるかな

今生の 別れなりしと手放せり 電話番号 恋人の如 訳ありて使い慣れた電話を解約。

君の愛に酔う

手招きす 薄紫の崖の辺の 房たおやかに 我呼び寄せつ 見上げれば自生する藤。

春が旬

苺パック 一人たいらげ名残惜しむ 行く春のまだ 実のあるうちに もうすぐ立夏。苺本来の旬は五月くらいまで。

いい湯だな

安かりし 温泉の湯は懐の 具合によらず 身を温むる 今日は風呂の日(26日)。 値段は変わっても、お湯は変わらず。

短歌で綴る令和の日常

今週のお題「好きな公園」 咲き誇る 花を尋ねてピクニック 木陰にランチ 開けて眺む 水遊び 思わず服も水浸し 噴水はもう シャワーとなりぬ 風吹けば シャトルは思いのままならず バトミントンは ハードな遊戯 国営公園が間近だったおかげで、自然の中で遊び…

パンか燃料か

モーニング 求めて車で遠出する パンのサービス ガソリンに消ゆ モーニングサービスが盛んな土地から引越して、かのチェーン店が15kmの先にしか無し。今までは天国だったのね。

ナビゲート

航海図 今居るところ照らし見て 水先知らば 行方違えず 判断の誤りは、必ず全体が分からない事から起きる。

愛に忠実

紅白に 満てる世界に現るる 姿さやけし 仰ぎてゆかし 黄木蓮とはこれまたお初にお目にかかります。 梅に続き桜の咲き誇る中、なんとも落ち着きのあるお色。

青空執務室

木霊(こだま)する 鶯の声蛙の音(ね) 仲間となりて 報告書打つ よし、やるぞ。

自然界の真球

まんまるに 綿毛綾なす灯火(ともしび)は 命(いのち)宿して 柔らかに揺れ モフモフの癒し。

親子一緒に

連れられて 夜道(よみち)里まで降りきたる 瓜(うり)ん子何を 見つけて帰る 最初は犬の足跡かと、よく見れば猪の親子。 人に見つからず、大きくなってね。

短歌で綴る令和の日常

幼き日 もしも英語が使えたら 夢見心地で 教会通い 学生で もしも英語が使えたら 文法単語 苦しみは無く この先に もしも英語が使えたら 果て無き夢の 灯火(ともしび)明(あか)く 外国語を習得する事は、自分を大きく知る術。 外国語を習得する事は、最高の脳…

昔から今も

厳かに 親しみありて佇(たたず)める 森は残れり 災いを経て ずっとお守り下さり、ありがとうございます。

温泉銭湯

湯上がりの 肌に夜寒は心地よく 満月近き 空は明るし 熱い。源泉間近のお湯は熱すぎ。 冷たい空気が気持ち良いくらい。

立ち食い蕎麦

天そばは 冷えた身体を温めつ 心にも湯気 おばちゃんの顔 次は鴨そば頂きに来ます。

足早に

なごり雪 舞い来たるかと見紛(みまが)うは はや散りゆきぬ 春の訪れ 開花と共に満開、そしてもう散り行く。 今年の桜は潔し。

一巻の終わり

行き詰まる 道と見えても目を閉じて 歩めば開く 心の帷(とばり) 遮っていたのは、自分の思い。

為せばなる

時期が来る その時までは何事も 待つ事のみが 仕事と思う これも修行かな。

短歌で綴る令和の日常

今週のお題「わたしの部屋」 俄(にわか)にて しつらえなせる部屋の内 中古の家具が 顔を揃える 吟味無く 急場を凌ぐ品揃え 使い勝手の 程には遠く 一つずつ お気に入りへと買い替えつ 楽しみながら 住まいとなさむ 来客の為にと買ったソファーも、座り心地は…

融和の世へ

降りきたれ 聳えし遥か彼方より 生きとし生ける 者皆癒やせ 全世界へ。

いつも一羽

ただ一羽 烏カラスにらしからず 山間(やまあい)の中 哲学し居り 家族も友達もいないのかな。

忘我

寛(くつろ)ぎの ひと時命を洗うなり 心を放ち 我をも忘れ 人為を離れて。

風呂吹き大根

大根の 煮えるが遅き待ち侘びて 箸刺す毎に 味良くなりぬ 初めからもっと切り込んでおけば良かった。

引っ越し先にて

花冷えの 再び来ぬを願いつつ ガスストーブは 引き取られ行く お試しで二週間、助かりました。 また来年!

名店

良きお店 地元の人に尋ね聞く 宝の箱を 開くが如し 行った見たら報告しますね。

善戦すること

行けるまで 歩みを進めあとは待つ 豊かな気持ち 絶やさぬように 悔いはなく、心配も無い。

熊さんグルメ

柔らかき 筍の先求めおり けもの道には 物音も無く 手で剥いて、固いところは捨てるんだとか。

誰を呼び

姿無く 山あいに聞くホーホケキョ 澄んだ響きは 天より来たる 美しく。

頂く事に心をこめる

味わいて 食べれば美味(うま)し何なりと 心満たすは 感謝の思い テレビは消して。