タチバナナ

短歌で綴る令和の日常

2023-01-01から1年間の記事一覧

やっぱり平和の象徴

久々に 画面は紅白歌合戦 歌の力の 帰り来りて お笑い、格闘技でも無く、本当に珍しく紅白歌合戦が家のテレビの画面に‼︎

出戻り

シャッターの 降ろされいたる商店の 開くは年の 明くるを待つか 昨日やっているかどうか、電話で確認したんですけど・・・

晴れ間

好天に シーツを慌てて洗い干す 歳の祓いの 助けとなりぬ 年末の陽気は有り難いです。

いつもの窓

プレハブの 窓を叩くも返事なく 食事の誘い 年越し行くか この時代に、携帯電話も持っていないんですから。

白熊

襟足の 匂いは甘く優しくて 聖夜の跡を 寄り添い歩く 白いモコモコのボアジャケット、白いパンツ、白熊だね。

やはり冬

暖冬に はたと薄着に気が付きぬ アンダーウェア スーパーに見て 完全に油断。夜勤で凍えました。

疑団

煎じ詰め 突き詰めおれば計らずも 思いもかけぬ 天啓のあり 必ず答えは返って来る。

周りはイブ

ジングルベル 働く者に聞こえずも 清きこの夜は 等しく降り来(く) 自分が働いてみて、休日も街中で、結構働いている人がいる事に気付きました。

師走

コンビニも 給油に止まるスタンドも いつどこで寄る それが肝心 どれだけ最短に済ますか。忙しすぎ・・・

冬至

二つ割り ストッキングの水切りへ 柚子の香の湯を 掬いて嗅げり ご近所からの頂きもの。

焼かれても

安禅不必須山水滅却心頭火自涼 「安禅は必ずしも山水をもちいず、心頭を滅却すれば火も自ずから涼し」 快川紹喜国師 返し歌 失いて 無くして戻る本来の 何も持たざる 軽やかな我 タチバナナ こんな近くに快川国師ゆかりのお寺が。今度お参りに伺います。

楽勝ではね

「おもしろい」 直面したる困難も 思い一つで 豊かな学び 藤井聡太、大谷翔平、対峙するものが大きいほど一流のあかし。

二人で

今度また 肌寒きうち会えたなら 湯気はさみつつ 鍋つつきたし 寒い間はこれが一番。

短歌で綴る令和の日常

今週のお題「餅」 蒸し上げた 餅米藁葺き屋根の下 湯気上げ待てり 子等の杵つき カビのむす 鏡餅割る包丁の 刃はなまくらか 終(つい)は叩けり 彼の日には 珍しきものこの頃は 何も無き時 卓に顔出す パウチ入りになり、カビは生えず硬くならず、食卓のピンチ…

少しでも明るく

気がつけば 一時間もの長電話 声のトーンが 晴れるまでの間(ま) 何もしてあげられないけど。

いよいよお別れ

あり日しの 写真に乾杯共に飲む 受けしご恩は 血潮に流る これからは記憶と意識で一緒に。

良きことは

悪(あ)しことも 深く探れば良きことの 裏のあらわれ 全て良きなり 悪い顔をしてやって来る。時もある。

鎬を削り

胸を借り 千辛万苦を越え来れば 師の頂は 雲海の下 万感の想いです。

動きやすいのは同じ

小春日に たちまち冬の蚊現わるる 何処に眠り 何を夢見し あちこちの部屋に。

ふくよかに

丹精を 凝らして成りし逸品の 気韻生動 五体に響く クラフトジンとロックグラスと。

短歌で綴る令和の日常

今週のお題「書いてよかった2023」 ただ書くと 思いしものも書き続く 事に妙(たえ)あり 苦しみもあり 書くために 振り返りては今日ひとひ 何思いしか あらためてみる 書けぬなら 受けてみんとてアンテナを 天へと延べて 心を澄ます 書くことは、生み出すこと…

接客

真心の 添わざりしかばものは物 見栄え飾りも そこに価値あり あーやっぱり、このお店残念・・・心得不足。

巡り合わせ

あの折に あなたに出会っていなければ 今の私は 私では無く 出会うべくして、出会っている。

新世界

思い出に 名残惜しくも旅立ちて 新たな扉 開(ひら)けて進め 顔を上げれば、明日は見える。

とんでもない人でも

走馬灯 巡るが如き思い出に 理由(わけ)より先に 涙の落つる 身内の訃報。

夢のような美しさ

そのみ名は 翡翠となりて煌めきぬ 清流を刺す 姿まぼろし こんな所で、初めてカワセミの姿。写真には撮れませんでしたけど。宝石の翡翠はこの鳥が名前の由来。

LGBTQだけじゃ無い

人のみに 授けられたる地球(ほし)ならず 熊をも母の 如く育む 地球に優しく育ててもらった熊にも、思いやりをね。

スーパーパワー

身震いの する程寒き明け方も 日に当たりては ありがたき事 暖かい時には気付かない、お天道様の恵み。

出場者

「紅白で あの歌手何の歌唄う?」 交わす言葉も 年の瀬来たる もうそんな時期。

展覧会

迸(ほとばし)り 滲(にじ)み出(い)でくる魂の 声(こえ)唄(うた)語(かた)り 生命(いのち)を紡ぐ 日本画、写真、かな書展をはしご。