タチバナナ

短歌で綴る令和の日常

焼かれても

安禅不必須山水滅却心頭火自涼 「安禅は必ずしも山水をもちいず、心頭を滅却すれば火も自ずから涼し」 快川紹喜国師 返し歌 失いて 無くして戻る本来の 何も持たざる 軽やかな我 タチバナナ こんな近くに快川国師ゆかりのお寺が。今度お参りに伺います。

楽勝ではね

「おもしろい」 直面したる困難も 思い一つで 豊かな学び 藤井聡太、大谷翔平、対峙するものが大きいほど一流のあかし。

二人で

今度また 肌寒きうち会えたなら 湯気はさみつつ 鍋つつきたし 寒い間はこれが一番。

短歌で綴る令和の日常

今週のお題「餅」 蒸し上げた 餅米藁葺き屋根の下 湯気上げ待てり 子等の杵つき カビのむす 鏡餅割る包丁の 刃はなまくらか 終(つい)は叩けり 彼の日には 珍しきものこの頃は 何も無き時 卓に顔出す パウチ入りになり、カビは生えず硬くならず、食卓のピンチ…

少しでも明るく

気がつけば 一時間もの長電話 声のトーンが 晴れるまでの間(ま) 何もしてあげられないけど。

いよいよお別れ

あり日しの 写真に乾杯共に飲む 受けしご恩は 血潮に流る これからは記憶と意識で一緒に。

良きことは

悪(あ)しことも 深く探れば良きことの 裏のあらわれ 全て良きなり 悪い顔をしてやって来る。時もある。

鎬を削り

胸を借り 千辛万苦を越え来れば 師の頂は 雲海の下 万感の想いです。

動きやすいのは同じ

小春日に たちまち冬の蚊現わるる 何処に眠り 何を夢見し あちこちの部屋に。

ふくよかに

丹精を 凝らして成りし逸品の 気韻生動 五体に響く クラフトジンとロックグラスと。

短歌で綴る令和の日常

今週のお題「書いてよかった2023」 ただ書くと 思いしものも書き続く 事に妙(たえ)あり 苦しみもあり 書くために 振り返りては今日ひとひ 何思いしか あらためてみる 書けぬなら 受けてみんとてアンテナを 天へと延べて 心を澄ます 書くことは、生み出すこと…

接客

真心の 添わざりしかばものは物 見栄え飾りも そこに価値あり あーやっぱり、このお店残念・・・心得不足。

巡り合わせ

あの折に あなたに出会っていなければ 今の私は 私では無く 出会うべくして、出会っている。

新世界

思い出に 名残惜しくも旅立ちて 新たな扉 開(ひら)けて進め 顔を上げれば、明日は見える。

とんでもない人でも

走馬灯 巡るが如き思い出に 理由(わけ)より先に 涙の落つる 身内の訃報。

夢のような美しさ

そのみ名は 翡翠となりて煌めきぬ 清流を刺す 姿まぼろし こんな所で、初めてカワセミの姿。写真には撮れませんでしたけど。宝石の翡翠はこの鳥が名前の由来。

LGBTQだけじゃ無い

人のみに 授けられたる地球(ほし)ならず 熊をも母の 如く育む 地球に優しく育ててもらった熊にも、思いやりをね。

スーパーパワー

身震いの する程寒き明け方も 日に当たりては ありがたき事 暖かい時には気付かない、お天道様の恵み。

出場者

「紅白で あの歌手何の歌唄う?」 交わす言葉も 年の瀬来たる もうそんな時期。

展覧会

迸(ほとばし)り 滲(にじ)み出(い)でくる魂の 声(こえ)唄(うた)語(かた)り 生命(いのち)を紡ぐ 日本画、写真、かな書展をはしご。

残果

摘み取らる 事なく熟す柿の実の 色艶やかに 日も冬めきぬ 渋柿でしょうかね。

潜龍

最悪の 事態はいつも最高の チャンス到来 昇るより無し 最悪? 最高じゃない!

えっ、そう

週半(なか)ば 曜日を一日(ひとひ)早とちり 休日までが やや遠のきぬ 今日水曜日のところ、木曜日と勘違いしていました。

早く来月になーれ

月末を 地図のアプリに知らされる ギガの無くなり 検索遅し 道を外れた時が特に大変💦

短歌で綴る令和の日常

今週のお題「紅白鍋合戦2023」 白菜も 薄切り大根も挟みなば 豚バラ肉は 無上の相性 黙り込む 間が良き空気を醸し出す カニ鍋囲む 仲の良き人 コラーゲン 求めて席を替えてまで モツ鍋つつく 肌光る女性(ひと) 美味しいだけではない、鍋の魔法ですね。

路地物

人伝てに 季節の旬を賜りぬ 味噌のおでんの 大根福分け 白菜も頂きました。

オーブン焼き芋

約二時間 蜜たっぷりとなるまでは さつまいもまだ オーブンの中 低温でゆっくり、焼き芋のコツ。

月一の

止まりたる 車の数に胸弾む 喫茶ランチの 今日は特別 入店前、駐車場にはいつもよりたくさんの車が。やはりそう、今日のランチは月に一度のカキフライ!!

千代に八千代に

柔らかな 小春日刈穂に注ぎいて 今年(ことせ)の恵み 千代(ちよ)に変わらず おかげさまで、今年もご飯をいただけます。

暖気

フロントの ガラスの霜のゆるむまで 開け始む夜の 車に一人 車のフロントガラスに、初氷?